平均賃金

平均賃金とは、主に解雇予告手当、休業手当、災害補償といった法律で定められた補償関係の手当を算出する際に用いられます。

これらの補償や手当の計算は、労働者に万が一の事態が発生した際の生活保障の役割を果たしているため、普段得ている1日当たりの賃金に近い額が基準として必要なため、平均賃金を用いています。

つまり平均賃金とは、従業員が受けている賃金によって生活する1日あたりの額、という捉え方をすることができます。

平均賃金の計算方法

算定事由発生日以前3か月間に支払われた賃金総額 ÷算定事由発生直前の賃金締切日以前3か月間の総日数

平均賃金の算定から除外するもの

【賃金の総額から除外するもの】
 ・臨時に支払われた賃金(慶弔見舞金、私傷病手当など)
 ・3か月を超える期間ごとに支給される賃金(賞与など)

【総日数から除外するもの】
 ・業務上の負傷や疾病による療養の休業期間
 ・産前産後の女性の休業期間
 ・使用者の責めに帰すべき事由による休業期間
 ・育児・介護休業期間
 ・試用期間

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