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社会保険･労働保険とは

社会保険とは

社会保険とは給与計算など会社の労務管理上、健康保険と厚生年金保険の2つの社会保障制度をまとめた呼び方となります。

健康保険は業務外の事由によって疾病、負傷もしくは死亡、出産および被扶養者の疾病、負傷、死亡、出産に関して保険給付が受けられる制度です。

厚生年金保険は老後や障害者になってしまった際や死亡の場合に、本人およびその遺族の生活の安定と福祉の向上を目的として、基礎年金の2階部分として上乗せで給付が受けられる制度です。

労働保険とは

一方で労働保険とは、労災保険と雇用保険の2つをまとめた際の呼び方です。

労災保険は業務上の事由または通勤による労働者の負傷、疾病、障害、死亡などに対して当該労働者の社会復帰の促進や安全および衛生の確保を目的として保険給付を受けられる制度です。

雇用保険は労働者が失業してしまった場合や、出産･育児など就業の継続が困難となる事由が生じた際に、当該労働者の就職の促進や雇用の安定を目的として保険給付を受けられる制度です。

広い意味での社会保険

上記のとおり「社会保険」とは労務管理上、健康保険と厚生年金保険の総称を指します。
しかし、世間一般もしくは会社運営全体という視点で捉えた際には、社会保険（健康保険＆厚生年金保険）と労働保険の2つを併せた総称として「社会保険」と呼ぶケースがあります。

ハローワークなどの求人情報での労働条件欄によく「社会保険完備」と記載されていますが、この場合は社会保険（健康保険＆厚生年金保険）と労働保険の両方に加入させる、という意味で使われていることが多いといえます。

社会保険･労働保険をまとめると下表のようになります。